元屋敷窯

 400年前の桃山時代は、美濃地域は日本最大の施釉陶器(せゆうとうき、釉薬を使った陶器のこと)生産地でした。

 左の画像は、美濃地域最古の連房式登窯(れんぼうしきのぼりがま)です。

 美濃の陶工が、九州の唐津(からつ)から学び、美濃地域で初めて、ここ元屋敷で窯を作ったと言われています。

 

 さらに3つの窯跡が見つかっています。それらはすべて大窯で、16世紀に志野を焼いていた窯や、黄瀬戸やすり鉢などが焼かれていた窯であることが発掘によって分かってきました。

 窯を復元してくれていたので、当時の様子がとてもよく分かりました。特に窯の中を見ることができ、焼きたい陶器がどのように並べてあるのかや、窯の中の広さがよく分かりました。

 実際に400年前の窯跡を見ることができ、とても参考になりました。もっとたくさんの古窯(こよう)を調べてみたくなりました。