セラミックスをエンジンに使う

セラミックスをエンジンの部品として使う
 1981年になると、京セラという日本の会社が、エンジンの一部にセラミックス を使うことに成功しました。このニュースは、セラミックスでこんなこともできると、世界中で話題をよんだそうです。しかし、その後も研究が進み、オールセラミックス製のエンジンができるようになりました。

 オールセラミックス製のエンジンのよさは、エンジンの温度が高くすることができることです。エンジンの温度が高いと、燃費(ねんぴ)のよいエンジンになります。しかし、耐熱性(高温に耐えられる)や断熱性(熱を伝えにくい)のよいセラミックスでエンジンを作ると、金属では無可能な高温でエンジンを動かすことができます。

 また、セラミックスは金属のように冷却(れいきゃく;ひやすこと)する必要がなく、しかも軽いので、省エネルギーエンジンとして注目されています。