トビケラ目は比較的蝶や蛾に近い仲間であり、
カワゲラ・カゲロウとは違い完全変態ををとる。
トビケラの幼虫には巣を作る種と作らない種があるが、
ナガレトビゲラは巣を作らない。

サナギになるときは、どの種も繭を作り、成虫の体ができあがると水面に出て羽化する。
成虫はやや細長い蛾のような形をしており、羽にはりんぷんの代わりに毛が生えている。
また、成虫は口が退化しているため食物をとらないと言われていたが、
最近の研究で成虫も何か食べている例が知られてきた。
しかし、何かを囓ることはできないので、花の蜜などを吸うようだ。