体長約8~10mmで、ダンゴムシに似ている。
川に住むのは1種類だけである。
体は汚れたような赤みがかった褐色や灰色をしていて、
足は胸に5対以上あり、水草や石の間などをゆっくりとはい回る(ほふく型)。
しばらく泳いでは水底の土塊につかまり、泳いではつかまり…を繰り返す。
また、ミズムシは水生昆虫だが羽を持っているので、空を飛ぶこともできる。
ミズムシは、3対の脚がそれぞれに異なった形をしており、異なる役割を担っています。
前脚・・・前脚は短いが、先の方が幅広く細かい毛が生えており、餌をかき集めるのに適する。
中脚・・・中足は長く、先端の爪が長いのが特徴。水中で物につかまるのに適する。
後脚・・・後脚も長く偏平でオールのよう。遊泳の役割をもつ。
特に先端の方には長い毛がたくさん生えている。