文部科学省現代GP選定
岐阜女子大学 デジタル・アーキビスト現地講習会第1回(冬期)
〜歴史の都 冬の高山 デジタル・アーカイブ化〜


主 催 岐阜女子大学、日本デジタル・アーキビスト資格認定機構、
     NPO法人地域資料情報化コンソーシアム
後 援 岐阜県、高山市 
協 力 日本教育情報学会、(財)学習ソフトウェア情報研究センター
参加者数 68名
 公文書館
 企業
 博物館
 教育委員会
 大学教職員
 短大教員
 高等学校教員
 中学校教員
 小学校教員
 大学生(岐阜女子大学)



―講座の内容−
一日目 2月18日(土)
【講演会】
○岐阜女子大学理事長 杉山博文 挨拶

○森瀬一幸(高山市教育長、岐阜女子大学特別客員教授)
 題目:高山の歴史と現状
近世の高山史は大別して三つになる。1585年からの金森治世の時代、1692年からの幕府直轄領(いわゆる天領)の時代、1868年の明治維新以後の時代である。幕府直轄領の時代は特に役人の数が少なく、実質的な治世は町民が行ってきた。それを今に残すのが一之町、二之町、三之町の姿であり、高山祭りに見られる豪華絢爛な屋台と、それ先頭にして街中を練る羽織(はおり)袴(はかま)と裃(かみしも)を着た高山市民たちの姿である。高山市民は今もここに伝統と誇りを感じていると論じた。


○井上 透(国立科学博物館情報サービス課長、岐阜女子大学特別客員教授)
 題目:博物館とデジタル・アーカイブズ
 自然史博物館における情報化とデジタル・アーカイブスの充実、国内外のメタ情報の流通について概説するとともに、生物多様性情報機構(GBIF)の展開とそれに対する国立科学博物館の取り組み、科学系博物館情報ネットワーク開発事業やサイエンスミュージアムネットが、研究や博物館のアーカイブス・教育資源の流通に果たす役割について論じた。
【撮影実習】
○デジタル・アーカイブ化に必要な記録(全方位映像、デジタル・ハイビジョン等による撮影)岐阜女子大学
多方向同時撮影

パノラマ画像撮影

全方位映像撮影

デジタル・ハイビジョン動画撮影

二日目 2月19日(日)

【文化財記録撮影】

○冬の高山の文化財等の記録(飛騨民俗村(飛騨の里)、古い町並み、高山陣屋等)




三日目 2月20日(月)

【演習】
○前日撮影記録した素材を使い、データベース化する