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高山の古い町並は、天正14(1586)年、飛騨国主となった金森長近の城下町づくりにより町人屋敷として整備され、江戸時代の町屋そのままの姿が残されている。江戸末期から明治初年の建造物が多く間口や奥行、出格子や水路などの特徴があり、江戸時代町人屋敷の雰囲気を今に伝えている。
また、高山陣屋は、元禄5(1692)年、江戸幕府は飛騨を幕府直轄領とし、それ以来、慶応4(1868)年までの176年間25代の代官・郡代が江戸から派遣され、行政・財政などの政務を行なっていた陣屋である。明治維新後、建物は高山県庁舎などとして使用されていたが、昭和44年飛騨県事務所が移転したことから、岐阜県教育委員会は高山陣屋を保存するため、平成8年3月までに復元工事を行ない、江戸時代の姿をほぼよみがえらせた。
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