袋中上人の足跡

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じゃんがら念仏踊りとエイサー

袋中上人の生没地と行化地


じゃんがら念仏踊りとエイサー

由来は諸説あるが、じゃんがら念仏踊りは1656(明暦2)年に沢村勘兵衛勝為の一周忌に利安寺(福島県いわき市)で踊ったことが始まりといわれている。毎年お盆になると、各寺や新盆の家をじゃんがらがまわる。

このじゃんがら念仏踊りを、いわき市出身の名僧 袋中上人たいちゅうしょうにんが琉球(現在の沖縄)に渡った際に伝え、現在の沖縄県の伝統芸能であるエイサーの起源となったとも言われている。エイサーは沖縄の旧盆に行われ、盆踊りにあたる。
じゃんがら念仏踊りは市指定無形民俗文化財に、エイサー(平敷屋エイサー)は市指定無形民俗文化財に指定されている。

じゃんがら念仏踊りとエイサー

じゃんがら念仏踊り(菩提院)

じゃんがら念仏踊り(能満寺)

じゃんがら念仏踊り(能満寺)

じゃんがら念仏踊り(能満寺)

エイサー(宜野湾市青年エイサー祭り)

エイサー(宜野湾市青年エイサー祭り)

エイサー(平敷屋青年エイサーの夕べ)

エイサー(平敷屋青年エイサーの夕べ)

袋中上人の生没地と行化地

福島県いわき市 袋中上人誕生地石碑

福島県いわき市 菩提院 境内の様子

福島県いわき市 能満寺 山門

1552(天文21)年、袋中上人は岩城で生まれ、1565(永禄8)年、能満寺で出家した。その後、各地の寺社で学問の修学に励み、1603(慶長8)年、さらなる経典を求め、渡明を決意した。

沖縄県那覇市松山町松山公園内(桂林寺址) 袋中上人琉球行化碑

袋中上人は渡明を決意し出発したが、明に入国を許されず、琉球に渡った。その後、3年にわたって琉球の地で行化した。琉球国王尚寧は袋中上人に深く帰依したといわれている。

沖縄県那覇市小禄 袋中寺 扁額

袋中上人に深く帰依した琉球国王尚寧は、袋中上人のために桂林寺(現在は行化碑があるのみ)を創建した。袋中上人は琉球の地で3年にわたり行化したが、袋中上人の広めた浄土念仏は小録浄土として系譜され、1975(昭和50)年、小録の地に浄土宗別院袋中寺が建立された。

沖縄県那覇市小禄 袋中寺 外観

京都府京都市左京区 壇王法林寺 山門

京都府京都市左京区 壇王法林寺 袋中上人像 

京都府京都市左京区 壇王法林寺 袋中上人墓碑

京都府京都市右京区 西壽寺 本堂

京都府京都市右京区 西壽寺 袋中上人像

京都府京都市右京区 西壽寺 袋中上人墓碑