明倫堂




     明倫堂は、孔子廟内に設置されている儒学等を学ぶ教育施設のことで、クニンダ(久米村)の子弟の上級教育施設として、程順則名護親方寵文の願い出によって建てられた。これは、琉球における公立学校の始まりとされている。
     また、1769年以降1879年の廃藩置県までは、その一室が久米村の役所の機能もに担っていた。
     第二次大戦中の昭和19年10月10日の大空襲ですべて灰燼に帰した。1975年、孔子廟跡地に孔子廟銅像を建立し、孔子廟、明倫堂跡の碑も建立された。その跡地は現在の那覇商工会議所あたりにある。


これは沖縄県那覇市若狭1-25-1にある至聖廟(孔子廟)の中に再建された明倫堂である。