平成21年11月8日  白川村一斉放水
一斉放水の様子 放水の様子
放水の様子 放水の様子
放水銃 放水銃
放水訓練 展望台からの撮影

 

日時:平成21年11月8日

撮影場所:岐阜県白川村荻町

撮影対象:8日 白川村一斉放水

実践者:田中美喜・加治工尚子

概要:世界文化遺産の白川郷で年に一度行われる一斉放水を撮影した。村人が放水銃の点検整備をし、地元消防団が火災に備えて行う放水訓練である。59基の放水銃から出る30mの水柱が村を包む景色は秋の風物詩になっており観光客も多く詰め掛けていた。
 撮影は二手に分かれて行い、展望台からは集落全体の様子を、下では放水銃を放つ村人の活動の様子を収めた。前日の下見と場所取りの際に、地元の人々から放水の様子や撮影ポイントを伺ったが、このような事前の情報収集も大切であると感じた。
 また地元住民の方にも貴重なお話を伺うことができた。水しぶきが服にかかった観光客から批難を浴びた経緯があり、放水訓練の時間を比較的観光客の少ない午前8時へ変更されたこと、茅葺屋根の合掌造りを守るため、さらに世界遺産になったことで普段からも火の取り扱いに気をつけていること、観光客の火の取り扱いに過敏になっていることなど火災に対する意識の強さと文化財を大切に守り継承していく重みを感じた。